S37計算力学固体2級標準問題集第9版調査_問8-25(新規)

2分35秒掛かりました。

ネタばれ注意です(正解を書きます)。
問題文の全文引用はしません。自分で入手して読んで下さい。

問題文のポイントは、「平面応力」、「直交異方性」、「誤っている」及び「応力-ひずみ関係」です。

問題文を丁寧に読むとそれだけで時間が掛かりそうなので、先ずはざっと読みました。かなり難しいと判断しました。「誤っている」物を選択するという処が重要だと思いました。至極当たり前の話ですが、「正しい物」が3つ有るという事です。

その上で選択肢を良く見比べました。選択肢③と選択肢④は互いに似た事を言ってます。この二つは両方とも正しいか、両方とも誤っているかの何れかであると思いました。今誤っている物は1つしか有りませんので、両方とも正しいと判断します。

その上で選択肢①を見ます。Q(上にバー)16とQ(上にバー)26は、問題文の二番目の行列・ベクトル方程式に登場しますが、問題文の一番目の行列・ベクトル方程式の行列成分の同じ所を見ると何れも零です。これを見て、「ははぁ」と気づきました。0°回転は何も回転して無いという事なので、零で正しいと感じました。

残るは選択肢②ですが、Q(上にバー)16とQ(上にバー)26がθの大きさに依らず常に零は明らかに変です。

従って、②を回答とします。

解説を読んだ上での考察:

解説に書いて有る事を全て自分で組み立てて行く事はかなり難しいと感じました。特に座標変換のテンソルTです。

しかし解説を読めば、Q(上にバー)16とQ(上にバー)26が非零というという事は、垂直応力と剪断歪とがカップリングしているという事だとはっきり分りました。なので、直感頼みで考えた回答ですが、意外に正しい筋道を辿っていたように思います。