S50計算力学固体2級標準問題集第9版調査_問12-8(新規)

35秒掛かりました。

ネタばれ注意です(正解を書きます)。
問題文の全文引用はしません。自分で入手して読んで下さい。

問題文のテーマは「64ビット計算機」です。ポイントは、「64ビット」、「32ビット」及び「正しい組み合わせ」です。

「正い組み合わせ」を選択するという事は、「正しい物以外を含む組み合わせが3個有る」という事です。

アからウの全ての記述項目に順に目を通します。

アの要点は「大規模計算に適する」です。正しいと判断します。

イの要点は、「一度に処理するデータ長が2倍になるので、計算速度が向上」です。解説を見てから気づいたのですが、これは知りませんでした(気付いて無かったと言うべきかも知れません)。間違いと判断してしまいました。

ウの要点は「64ビットデータを扱うので高精度」です。何となく正しいような気がして、正しいと判断してしまいました。実は誤りです。

よってアとウの組み合わせである③を解答としてしまいました。

解説を読んだ上での考察:

イの正解が良く理解出来なかったので、ネットで調べたら、32ビットコンピュータで8バイトの倍精度変数を処理するには、ビット数が足りない為、1度では処理出来ず、2度に分けて処理するので、64ビットコンピュータに比べて処理が遅いとの事でした。

精度は変数をプログラミング上何バイトの変数として宣言するかで決まりますので、ハードウェアのビット数には関係しません。

S49計算力学固体2級標準問題集第9版調査_問12-7(新規)

50秒掛かりました。

ネタばれ注意です(正解を書きます)。
問題文の全文引用はしません。自分で入手して読んで下さい。

問題文のテーマは「CPU」です。ポイントは、「プロセッサの処理」、及び「正しくないもの」です。

「正しくないもの」を選択するという事は、「正しいものが3個有る」という事です。

全ての選択肢に順に目を通します。

選択肢①の要点は「FPUは浮動小数点演算を高速に行う」です。Floating Point Unitです。FPUは今は付いてないCPUが無いので、この単語自体耳にする事がほぼ皆無になりました。正しいと判断します。

選択肢②の要点は、「GPGPUはGPUを用いて並列処理を行う技術である」です。GPGPUとはGeneral-purpose computing on graphics processing unitsです。正しいと判断します。

選択肢③の要点は「DSPはディジタル信号処理固有の積和演算に特化しているので、条件分岐には向かない」です。DSPはdigital signal processorでCAEには全く関係しないハードウェアだと認識しています。こんな事迄尋ねられるのかと思います。正直これが正しいかどうか筆者には分からないので、保留にします。

選択肢④の要点は「乗算は加算より多くの命令ステップを有するが、キャッシュにより加算並のステップで処理出来る」です。残念ながら明確にどこがまずいか指摘出来ないのですが、何か違うだろうという印象です。こちらを正しく無いと判断する事にします。

よって解答は、④。

解説を読んだ上での考察:

キャッシュはメモリーアクセスの高速化であって、乗算演算の高速化では無いという事きっちり理解しました。

S48計算力学固体2級標準問題集第9版調査_問11-17(新規)

50秒掛かりました。

ネタばれ注意です(正解を書きます)。
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問題文のテーマは「V&V」です。ポイントは、「Verification」、「Validation」、及び「誤っているもの」です。

「誤っているもの」を選択するという事は、「正しいものが3個有る」という事です。

そもそもverifyとはどのような事を指すのでしょう?随分昔ですが、アメリカのスキー場でレンタルスキーを借りました。その時に「ビンディングの強さの設定が規定通りであるかどうか、自分で目盛りを見て確認せよと」と指示を受けました。実際に使われた単語は「verify」でした。「嘘付いて無いか、又は設定ミスをして無いかチェックせよ」という事です。そこには意図が入る余地は有りません。安全規定と実際の設定値との比較です。自分がこうしたいでは無いのです。一方validateはどうでしょう?残念ながらvalidateについては、このような単語の実感を知る良い機会は有りませんでした。

Longmanの英英辞典でvalidateを引くと、 “to make a document or agreement officially and legally acceptable”と書いてあります。このacceptableという点がポイントだと思います。

全ての選択肢に順に目を通します。

選択肢①の要点は「数理モデルにおいて、その数式が正しく解けているかどうかを調べる事がverificationである」です。数式を解く時にミスして無いという事でverificationで良いと思います。正しいと判断します。

選択肢②の要点は、「数理モデルを離散化し、実装した解析コードが正しく動作するかどうか調べる事がCode verificationである」です。実装にミスして無いという事で、正しいと判断します。

選択肢③の要点は「現実の物理現象より平易な問題で理論解が分っている問題に対して解析を行い、解析結果が正しい事を調べる事をValidationと言う」です。ここには意図は出て来ないので、Validationでは有りません。誤っていると思います。この時点で解答は、③と決まりですが、最後迄見てみます。

選択肢④の要点は「現実の物理現象から抽出した概念モデルに対し、数理モデルに基づいて行った解析結果と概念モデルを表す物理モデルに対して行った実験を比較し適切なモデル化と解析を行ったかどうかを調べる事をValidationと言う」です。実験結果と照らし合わせてacceptableかどうか決めるという点でValidationと呼んで良いと思います。正しいと思います。

解説を読んだ上での考察:

特に有りません。

S47計算力学固体2級標準問題集第9版調査_問10-35(新規)

2分掛かりました。

ネタばれ注意です(正解を書きます)。
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問題文のテーマは「異種材料境界の応力の出力」です。ポイントは、「異種材料境界の応力」、「境界節点で評価」、及び「不適当なもの」です。

「不適当なもの」を選択するという事は、「正しいものが3個有る」という事です。

全ての選択肢に順に目を通します。

選択肢①の要点は「異材境界で不連続と成る応力成分は、要素値を平均した節点応力では正確ではない」です。間違った事は書かれてません。正しいと判断します。

選択肢②の要点は、「異材境界では必ず変位が不連続になる為、接触解析をしないと正しい応力が得られない」です。そんな事は有りません。不適当と判断します。

選択肢③の要点は「節点応力を共有する」とは日本がが変な気がします。「節点を共有する要素ごとに求めた応力の平均値を取ると異なる材料での応力が平均されてしまう」だと思います。間違った所は見つけられません。正しいと思います。

選択肢④の要点は「節点応力が各要素の積分点応力から外挿して求められる場合には精度が低下する」です。ここは異材境界と特定してませんが、積分点以外に外挿すると精度が低下するのは事実ですので、正しいと思います。

全部を総合して選択肢②を解答とします。

解説を読んだ上での考察:

特に有りません。

S46計算力学固体2級標準問題集第9版調査_問10-34(新規)

2分掛かりました。

ネタばれ注意です(正解を書きます)。
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問題文のテーマは「ひずみ・応力の出力」です。ポイントは、「ひずみと応力の出力」、「節点における値の出力」、「要素における値の出力」及び「誤っているもの」です。

「誤っているもの」を選択するという事は、「正しい選択肢が3個有る」という事です。

全ての選択肢は似通っていないようです。読むのに時間が掛かりそうですが、兎に角読みます。

選択肢①の要点は「節点値を用いたコンタ図は滑らかに補間される、一方要素におけるコンタ図では、要素が単色で塗られて要素間で不連続になるが間違いではない」です。前半も後半も間違った事は書かれてません。正しいと判断します。

選択肢②の要点は、「異材継手の界面でひずみや応力は成分次第では不連続となるので、要素での値を元にコンタ図を描くと不連続な状態を表現できる。逆に節点値を用いたコンタ図を描くと界面での値が不正確になる。」です。

応力とひずみは、本来要素の種類によって要素でひとつの値を持つ(定歪要素)もしくは要素内部の積分点上で評価(二次以上の高次要素)されます。節点上の応力やひずみは元々存在し無いので、節点値は要素の値もしくは積分点での値を元に何らかの方法で近似値を計算します。例えばその節点が所属する複数の要素での(最も節点に近い積分点の)値の単純平均を取ります。当然の事ながら、異材界面上の節点であれば、複数の材料の応力の平均を取る為、界面での本来の不連続な値の変化を表現する事が出来ません。選択肢②の最後の文はこの事を指してます。よって選択肢②も正しいです。

選択肢③の要点は「異材継手の界面でひずみや応力は成分次第では不連続となるので、界面に対する法線上に節点群を配置するような特殊な要素分割を行い、その法線に沿った節点応力をプロットする(但し界面上の節点を除く)界面近傍の応力を評価した」です。節点応力の欠点を知った上で対策をしているので、これは正しいと思います。

選択肢④の要点は「積層板の曲げ解析において積層界面での剪断応力を評価したいが、要素値では剪断成分が評価できない為、節点値で界面剪断応力を評価した」です。解説を読む前はこの選択肢の何が間違っているのか上手く説明出来ませんでしたが、何かおかしいと感じた為、誤りとしました。勿論他の選択肢との相対比較で、他は正しい感じがするというのも理由です。

全部を総合して選択肢④を解答とします。

解説を読んだ上での考察:

選択肢③で解説では、「あらかじめ要素分割を制御して行っておけば、応力分布を容易にかつ正確にグラフに描く事が出来」と書いて有りますが、こんな特殊な要素分割が「容易」とはとても思えませんし、「正確に」についてもしょせん節点値は要素値又は積分点値の平均から求められるので、「正確」という言葉には抵抗が有ります。

選択肢④については、「剪断応力のみが特殊では無い」という説明で上手く説明出来ないモヤモヤがすっきりしました。

S45計算力学固体2級標準問題集第9版調査_問10-31(新規)

1分40秒掛かりました。

ネタばれ注意です(正解を書きます)。
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問題文のテーマは「出力する物理量」です。ポイントは、「構造計算結果の可視化」、及び「最も適切なの」です。

「最も適切なの」を選択するという事は、「適切で無い選択肢が3個有る」という事です。

全ての選択肢をざっと見ます。先頭が全て「金属材料よりなる構造物の」で始まります。

選択肢①の要点は「破損評価には、ミーゼス応力のコンタ図で十分」です。脆性材料か延性材料かについて言及してませんので、不適切っぽいです。

選択肢②の要点は、「変形評価には、ひずみのコンタ図で十分」です。ひずみより、変形図を見るべきだと思います。不適切っぽいです。

選択肢③の要点は「破損評価には、ミーゼス応力のコンタ図及び主応力のコンタ図と主応力方向が必要」です。脆性延性各材料に対応しているので、これは適切だと思います。

選択肢④の要点は「変形評価には、二次元平面内の変形図表示で十分」です。「二次元平面内」という表現から、解析自体は三次元であると推察されます。捩じり等は二次元では適切に変形状態を把握出来ないので、不適切だと思います。

全部を総合して選択肢③を解答とします。

解説を読んだ上での考察:

可視化だけに留まらず、脆性/延性材料毎の破壊モードという処迄踏み込んで理解し、覚えなさいという事が解説から読み取れます。

S44計算力学固体2級標準問題集第9版調査_問10-29(新規)

45秒掛かりました。

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問題文のポイントは、「アセンブリ」、及び「不適切なの」です。

「不適切なの」を選択するという事は、「適切な選択肢が3個有る」という事です。

著者はCADについて余り詳しく有りません。

選択肢①の要点は「アセンブリの構成要素はパーツおよびサブアセンブリ」と「構成要素の情報はツリー型の階層構造」。サブアセンブリという物が本当に有るのか知らないのですが、適切っぽいです。

選択肢②の要点は、「パーツやサブアセンブリに拘束を定義してアセンブリを作成することができる」と、「面、線、点が拘束対象の要素」。「拘束の種類には、一致、距離、平行、角度、接線等がある」。この辺りについても知識が無いのですが、何となく適切っぽいです。

選択肢③の要点は「あるCADで定義されたアセンブリは異なるCADへ簡単にデータ変換出来る」。これは信じ難いです。CAD間のデータ変換が難しいという事は、CAE畑の人にも良く知られた事実です。不適切だと思います。

選択肢④の要点は「アセンブリにおける拘束は或るトレランスを有している。従ってIGESを介したCAEデータへの変換等では図形の情報が正しく伝わらない場合が有る」。異なるCAD間では、IGESのデータの変換が困難だと言う事はCAE畑の人にも良く知られた事実です。適切だと思います。

選択肢③を解答とします。

解説を読んだ上での考察:

特に有りません。

S43計算力学固体2級標準問題集第9版調査_問10-28(新規)

15秒掛かりました。

ネタばれ注意です(正解を書きます)。
問題文の全文引用はしません。自分で入手して読んで下さい。

問題文のポイントは、「データの不具合を修正する作業を示す用語」、及び「最も適切なの」です。

これは知っていれば瞬時に解ける問題です。筆者は知っています。

選択肢①は「タイイング」。不適切です。

選択肢②は「デフィーチャー」。不適切です。

選択肢③は「ヒーリング」。日本語では治癒が対応する単語です。日常用語としても今や使われてますね。問題文に記述されている通り「面の欠落・エッジの未縫合・微小サーフェスの発生等」がヒーリングの対象です。最も適切です。

選択肢④は「データリカバリー」。不適切です。

解説を読んだ上での考察:

特に有りません。

S42計算力学固体2級標準問題集第9版調査_問10-27(新規)

1分40秒掛かりました。

ネタばれ注意です(正解を書きます)。
問題文の全文引用はしません。自分で入手して読んで下さい。

問題文のポイントは、「CADデータの品質を示す用語」、及び「最も適切なの」です。

これは知っていれば瞬時に解ける問題ですが、残念ながら筆者は用語を知りませんでした。従って推測します。

選択肢①は「Data Error」。余りに単語が単純過ぎて、CADの用語らしく無いので、取り敢えず不適切。

選択肢②は「Product Data Quality」。何かそれらしいですが、いかにもな名前なので逆に警戒します。

選択肢③は「Tolerance Error」。問題文中の「面の離れ」からTolerance(公差)は良さそうにも見えますが、意味する範囲が狭すぎるようにも思います。品質はToleranceのみでは無い気がします。取り合えば不適切とします。

選択肢④は「Data Quality Error」。全ての選択肢を見て来て、「品質を示す用語」なのに、「Error」という単語が入っていて良いのかと言うのが気に成ります。しかし考えた末、「Error」が入っていても品質関連の単語であれば良いと決めました。結局この選択肢④を解答としました。

解説を読んだ上での考察:

筆者の解答は間違ってました。

S41計算力学固体2級標準問題集第9版調査_問8-32(新規)

55秒掛かりました。

ネタばれ注意です(正解を書きます)。
問題文の全文引用はしません。自分で入手して読んで下さい。

問題文のポイントは、「軸対称問題」、及び「正しいもの」です。

選択肢①から見て行きましょう。「原点を通るある軸周りに360°回転した物体の解析を行える。」は特に問題は有りません。「三次元の軸対称物体を二次元のモデルで解析出来る」も特に問題有りません。正しいと思いますが、一応保留。

選択肢②です。「立体の要素を用いて三次元のモデルを作成する必要がある」は間違いです。用いるのは「軸対称要素」です。後半も間違ってます。

選択肢③です。「軸対称問題では、二次以上の高次要素が使えなくなる」は誤りです。そんな制約は有りません。後半も間違ってます。

選択肢④です。「軸対称問題では、高次要素しか使えなくなる」は誤りです。そんな制約は有りません。後半は日本語として変ですね。

選択肢①が解答です。

解説を読んだ上での考察:

特に有りません。